ドーム最後列は落ち込まなくていい3つの理由

東京ドームをはじめ、各地のドームはとにかく広い。
チケットが届くと最初に気になるのはやはり座席だ。
スタンド?アリーナ?
1塁側?3塁側?
 
そんな中、
「もしかしてこれって……1番後ろ?!」
広い広いドームの最後列。
皆さんは当たったことがあるでしょうか?
 
私はあります。
 
しかも複数回。
 
「ドームの1番後ろなんて、絶対に遠すぎて見えない!!」
「楽しめない!!」
 
もし最後列のチケットが届いたら、こんなことを思うでしょうか?
 
 
 
そもそもドーム最後列とは。
東京ドームを例に挙げますが、
よく"天井"と呼ばれる、40ゲート,41ゲートの20列後半〜33列と表記されていたら、最後列の可能性があります。
ドームは完全な円形ではありませんので、はっきり何列、とは言えません。通路によって最後列は異なっていて、中央に寄るほど膨らんでおり、多くの列があります。
 
 
 
最後列は落ち込まなくていい理由①
「後ろに人がいない」
 
…当たり前と言われれば当たり前ではありますが。
後ろに人はいません。
つまりどれだけ跳ぼうが踊ろうが手を振ろうが、後ろを気にする必要はありません。
思う存分好きなことができます。(ただしお隣さんには気をつけましょう)(隣人愛)
 
煩わしい荷物も、後ろの空間に放っておけば足元も広々です。貴重品は別ですけどね!
 
ただし後ろに人がいない分、後方からの声援がないため、少し寂しいと感じる人もいるかもしれません。なんかこう…ふと後ろが静かだと気付くときがある。
 
 
 
最後列は落ち込まなくていい理由②
「確実にメンバーから自分は見えていない」
 
相手も人間ですからね。視力には限界があります。「一番後ろまで見えてるよ〜!!」の言葉を信んじてない方のオタクでごめんな。気持ちは誰よりも受け取ってるよ。(?)
 
この点についてはファンサ命!のようなグループのコンサートにとっては難点になるのかもしれません。
 
ですが、自担の言動を双眼鏡でロックオンし、その愛らしさに頬が緩む……なんて参戦スタイルの方!(同志!握手!)
思う存分ニヤニヤできますよ!!やったね!!!!
 
僭越ながら私はアリーナ最前列に入ったこともあります。我ながら席の振り幅に驚くばかりですが、それはさておき、最前列は大変近くよく見える代わりに、自分も確実に彼らの視界にうつっています。
思い切りニヤけている顔…
とてもじゃないけど人様に見せられるものじゃありません。(※私は)
 
最後列のみならずスタンドの大半に言えることではありますが、鑑賞スタイルによっては己の表情を気にすることなく、存分に自分の世界に入り込むことができます。万歳!
 
 
 
最後列は落ち込まなくていい理由③
「演出が全て自分の手中」
 
これは本当にすごいです。
 
全てのレーザー、特効、ペンライトの波…
全部を一望できます。
あらゆるものが自分より下に位置しているので、まるで自分が空間を操っているかのよう。あれ?私このライブ作ったかな?もしかしてエンドロールで名前流れる??ん??????
 
メンバーがいる位置も一目瞭然ですし(個人を判別できるかは視力とその時の衣装などによりますが)、彼らが提示してくれる演出を余すところなく堪能することができます。
 
ところでめちゃくちゃ特効(炎)が使われた後数分経ってから時差で暖気がのぼってくるの面白い。しかもその後ずっとぽかぽかしてる。暖かい空気は上にのぼる!理科の授業でやったやつだ!進研◯ミでやったやつだ!!
 
余談ですが最後列は常に弱い照明(おそらくドームの壁面に書かれている提供(?)の文字を照らすためのもの)に照らされており、完全に暗転はしません。臨場感のためには暗転も重要だなぁと思うのでそこはちょっと悲しみ。ぼんやり明るいままなの。悲しみ。
 
アリーナなどは近くに来てくれている時はとても近いですが、反対側などに行ってしまった時は少し見づらいですもんね。
 
ただしこれもコンサートの作り方によると思います。
演出重視か、ファンとの触れ合い重視か。
(後者ならドームでやるのはそもそも…という気もしますが)
KAT-TUNの場合を例にとれば、下手にアリーナの微妙な位置よりもスタンド中央寄りが好まれる(個人差ありますが)のも、同様にこの作り方の問題ですね。
前者なら最後列は比較的苦ではありません。
 
 
 
 
もちろん挙げた長所は表裏一体で短所にもなります。どちらで捉えるかは個々の楽しみ方によると思いますが、最後列でも思う存分楽しめるといいですね。
 
 
「1番上までありがとー!」
なんて言われたら胸を張って
「こちらこそー!」
と返せますように。