特効に感謝する〜照明編〜

空気を劈く何本ものレーザー。

タレントを照らすスポットライト。
パーティー?ディスコ?カラフルな明かりの数々。
煌びやかな「照明」に、涙したことはありますか?
 
私はあります。
 
真っ暗な闇に包まれるOVERTURE前の鼓動の高まり、欲しい時に欲しいところにピッとレーザーが走る快感、ほの明るく燈る優しい世界…
ふとした時に光が心の琴線に触れ、涙が落ちていることがあります。(少数派)
 
舞台効果で1番大きな影響力を持つのは、やはり照明かと思います。視覚から受ける印象はかなり大きいですもんね。
 
今日はそんな照明について少しまとめてみようかと思います。
照明の魅力を知った上でライブを見ると、さらにライブを楽しめるかもしれません。
 
とは言っても私は照明さんでもなければ機械に強いわけでもありません。強いて言えば演劇用の舞台照明に何度か触れたことがあるくらいです。
間違ったことやもっと詳しいことがあれば教えてくださいね。
 
 
 
私が見た中で照明が綺麗で痺れたジャニーズのコンサートは、KinKi Kids堂本光一KAT-TUNです。(赤西仁もいれたい)*1
中でも堂本光一さんのソロコンは別格でした。
 
 
堂本光一さんは書籍「エンターテイナーの条件」内でも照明の演出法やそのこだわりについて語っているように、照明に重きを置いていらっしゃいます。
 
もちろん演者側はただ立っているだけでも照明さん達が作ってくれた光を浴びることはできます。
ですが彼は次のように述べています。
 
照明って、ステージの成否に直結するほど大事な要素なのに、そこに立ってる当事者には全く見えないという矛盾もあるんですよね。

(エンターテイナーの条件 p.66)

 

 
そう、作品を自分で作っている彼にとっても、パフォーマンスをしている最中には見えないんです。
 
(余談ではありますが、これってすごいことですよね。
私達が見ている景色は、彼らには見えていないんです。見ることはできないんです。素晴らしい景色を見せてもらって、感謝しかない…)
 
話を戻しますが、照明は演者には見えないのだから、第三者に任せるしかないはずです。
光一さんは、舞台を降りてまで全体を俯瞰し照明プランをたてている。
そこまでして徹底した光の演出だからこそ、彼が表現したいものをさらに効果的に魅せることができているのかもしれません。
 
 
(…まったく話が進んでいませんね)
 
 
さて、本題に入りますが、照明と一言で言っても数多くの種類がありますし新しい技術も次々に生まれています。
たとえばお馴染みレーザー。
レーザーは普通の光とは違い、多くの電子が一緒に移動する(ような仕組みから発生させる)ので、位相(光の波の上下とでも言いましょうか)がそろい、まとまった細く一直線の強い光になっています。
何年か前まで主力は緑色で、たまに赤や、あっても白くらいだったと思います。
今やもっとカラフルなレーザーが使われていますよね。
私の推しは今も昔も赤いレーザーです。強そう!!!(語彙力)
 
 
1番オーソドックスなのはスポットライト、ムービングライトあたりでしょうか。
 
スポットライトは主に人を照らし追い続けるものです。
これを操るには何年もかかると言われています。そりゃそうですよね、あんなに遠くからピンポイントで人を照らしているのですから。しかも突然走り出すメンバーや予期せぬ動きをするメンバーもいますしね……(誰とは言ってない)(グループによりけり)
スポットライトはドームで言えばスタンド上段中央にありますね。他にも上手下手にあるはずです。
 
 
ムービングライトが照明の主力ですね。
どこの方向を何色で照らすかコンピュータで一括制御され、首が回り動くのでムービングライトと呼ばれます(だと思います)。
これはどこに設置されるかは本当にライブによります。
また、派手に水を使った演出をする場合防水のためドーム状の透明なカプセルが被せられています。これがなんとも言えず可愛い。きのこみたい。必見です。きのこ。
 
 
よーく見ていると、公演ごとに(特に初回と2回目では)照明の位置が変わっていることもあります。
照明は会場設営後何度も繰り返しシュートと呼ばれる角度調整が行われます。どの曲のどの部分ではどこに誰がいて…というのを全て確認しちゃんと照らせるかチェックします。
これが大変な作業です。(私がやっているわけではありませんが。照明さん達ほんとすごい…。最近は女性もいらっしゃいますね)
 
 
 
……記事の内容うっすいですがこの辺で。
 
あーーーーレーザー浴びたいなぁ!!!(かつん担心の叫び)

*1:仁くんの照明はレーザー過剰摂取で中毒になるので注意。レーザー麻薬。