東西とか平成とかそんなの




東の滝沢
西のすばる


そんな言葉に、胸を高鳴らせる青い春がほしくて。

私にはほんの少し手が届かなくて。


平成が終わる、なんて僅かな言い訳にもならない。

私達は偶然今を生きているだけで、平成が生き急いだってそんなに簡単に走れないよ。




滝沢秀明、彼がこの世で一番美しい顔だって信じている。
幼い頃からそれは揺らいだことはなくて、確固たる価値観の定規だった。美の上限だった。

好きな顔なら何十何百といるけれど、美しい、そう思うのは主観なんて微塵もない。
一センチ、十センチ、滝沢秀明は美しい。


どうして彼が舞台に立って人を魅了する未来を絶ってしまうのだろう。


どれだけ裏方の仕事をしてくれたっていい。
いいのに。
あなたの姿を見ることができるなら。
なのにどうして。


翼くんの体のこと、本当に本当に心配で、安らかに、安らかっていうのは心穏やかに過ごしてほしくて、なのにこんな現実、追い討ちにもほどがある。


翼くんが元気になって、ステージに立つ時、隣にはタッキーがいるでしょ。当たり前でしょ。
だって一人の時だって一緒にいたじゃない。Tシャツに写真プリントしたりさぁ!
隣にいるでしょ。当たり前なのに。



事後報告の残酷さ、痛いほど思い出す。
「もういません」
なんて、人生でどうしてこんなに何度も言われなきゃいけないの。





すばるはね、渋谷すばるはね、神様なの。
皆誰かの神様で、すばるも神様なの。
神様なんだよ。
何度も何度も見たもん。すばるが誰かの神様なんだって場面、この目で。


ぴりっと張り詰めた硝子みたいな、そんな儚い少年が青年になっていくその切っ先を見ていた人間が、神様だって信じてしまうのは至極自然なことだと思う。



この前6人の関ジャニ∞を見て、すばるの「不在」がたしかにそこに「存在」していて、その不在の存在はずっと離れることはないんだと思う。


だってまだ、こんなに時間が経ったって、ふとした瞬間に私はまだ幻を見るから。





寂しい。寂しいよ。

ねぇ、寂しいよ。